白浜 古賀の井リゾート&スパ
ホテル情報
- 住所 日本、〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3212ー1
- 電話 +81 739-43-6000
- 評価 · 出典:Google ↗
泊の記事
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17
肩と肩のあいだを、湯気が埋めていった
指先に伝わる陶器の熱が、凍えていた感覚をゆっくりと呼び覚ます。チェックインを済ませ、旅の始まりに口にしたのは、一杯の温かい柚子茶だった。立ち上る湯気と共に、少し鋭く、けれどどこか懐かしいシトラスの香りが鼻腔をくすぐる。一口含めば、熱い液体が…
26
濡れた足跡が、畳の上で白く光っていた
湯船で激しく跳ねる、賑やかな水の音。下の子が「見て見て!」と歓声を上げ、小さな手で水面を叩いている。立ち込める白い湯気が視界をぼやけさせ、隣にいる夫の輪郭が水彩画のように淡く滲んで見えた。この温かい飛沫だけが、今の私たちにとって唯一の正解な…
25
ぬるくなったお茶と、指先の温度
カーテンの隙間から差し込む朝陽が、畳の上に鋭く、けれど柔らかな黄金色の直角を描いていた。い草の清々しい香りが、目覚めたばかりの意識をゆっくりと呼び覚ます。耳に届くのは、遠くで誰かが交わす密やかな話し声と、空調が吐き出す一定のリズムを刻む低い…
25
白い砂が指の間からこぼれていった時間
足の裏に触れる砂が、驚くほど白くて細かかった。白良浜の砂浜に降り立った瞬間、世界から色が消え、すべてが眩い光に塗りつぶされたような錯覚に陥る。エメラルドグリーンの海と、この純白の砂が描き出すコントラストは、現実のものとは思えないほど鮮やかで…
12
花火の音が、ほんの少し遅れて届いた
「ねえ、これで合ってるかな」 君がそう言いながら、少しだけ緩んだ帯を指先でいじっていた。白浜古賀の井リゾート&スパの客室で、私たちは慣れない浴衣と格闘している。指先に触れる生地は、洗い立ての清潔な香りを纏い、少しだけ硬い。 「多分、大丈夫…
28
指先が触れるか触れないかの距離で
指先に触れるリネンの、ひんやりとした清潔な質感から朝が始まった。薄いカーテン越しに差し込む淡い光が部屋を白く染め、静謐な時間が流れている。白浜古賀の井リゾート&スパの客室に足を踏み入れたとき、まず心に留まったのは、ベッドから窓辺までにある絶…