ホテルリブマックス那覇波の上Ⅱ
ホテル情報
- 住所 日本、〒900-0037 沖縄県那覇市辻1丁目15−12
- 電話 +81 98-862-8680
- 評価 · 出典:Google ↗


泊の記事
指先に残った、甘い油の温度
チェックインを済ませ、部屋のドアを閉めた瞬間に広がったのは、ビーチ近くの店で買い求めたサーターアンダギーの濃密な香りだった。紙袋の隙間から漏れ出す、黒糖が焦げた甘く香ばしい匂いが、冷えた部屋の空気を一気に塗り替えていく。二月の那覇の空気は、…
裸足で踏んだタイルの冷たさと、潮風のにおい
空港から車で15分。那覇の街に降り立ったとき、肌を撫でた空気は驚くほど柔らかく、2月の沖縄は冬という言葉をどこかに置き忘れてきたかのようだった。淡いピンク色に染まった子供たちの頬が、旅の始まりを告げている。ホテルリブマックス那覇波の上Ⅱのロ…
裸足の足跡と、潮のにおい
ぺたぺた、とアスファルトを叩く小さな足音。波の上ビーチへ向かう道すがら、次男のサンダルが何度も脱げていた。直そうとするたびに泣きそうになる彼を見て、私たちはふっと笑い、そのまま裸足で歩くことにした。3月の那覇の地面は、陽光を吸い込んで驚くほ…
指先に残った塩の匂いと、迷子の地図
3月の那覇は、空気がしっとりと重い。肌にまとわりつく湿度と、どこからか漂ってくる濃い潮の香りが混ざり合い、鼻の奥を心地よく刺激する。ロビーの硬いタイルに、誰の物か分からない大きなスーツケースが転がる乾いた音が、賑やかに響き渡っていた。「ねえ…
カーテン越しに聞こえる、少しだけ遠い波の音
ある午後のあなたへ。この小さな部屋に二人で収まることに、少しだけ不安を感じているあなたへ。あるいは、隣にいる人の呼吸が自分とは違うリズムで刻まれていることに気づき、そっと視線を外したあなたへ。正解なんてないけれど、この場所なら、その不確かさ…
濡れたアスファルトと、小さな手のひら
首筋に冷たい雫がひとつ、静かに滑り落ちた。空から雨が降り始めてから、耳にその音が届くまでのわずかな空白。その時間差に、私たちはいつも心地よい不安を覚えるのかもしれない。家族での旅というものは、精巧に組まれたパズルではなく、どこかピースが足り…
エアコンの音と、湿った綿の匂い
湿った浴衣。ホテルリブマックス那覇波の上Ⅱの真っ白な壁に掛けられたそれは、那覇の七月の夜をそのまま吸い込んだかのように、ずっしりと重たかった。指先で触れると、まだ肌の熱が微かに残っているような、ぬるい湿り気がある。潮風の塩気と、どこか遠くの…
指先に残った、淡い潮風の記憶
チェックインを済ませ、部屋のドアを開けた瞬間に感じたのは、心地よく冷えた空気と、かすかに漂う清潔なリネンの香りだった。ホテルリブマックス那覇波の上Ⅱのスタンダードルームは、無駄を削ぎ落とした静謐な空間だ。白いシーツがピンと張られたベッドから…
靴の中に残った砂が、心地よく鳴っていた
1. 波の上ビーチで、濡れた砂が足の裏に吸い付く「ペチャッ」という湿った音。下の子が「見て、お魚!」と歓声を上げたが、それはただの海藻だった。けれど、その小さな発見に瞳を輝かせる横顔を見ていたら、大人の私がいつの間にか忘れていた、世界に対す…