翠蝶館

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3 客層

ホテル情報

  • 📍 住所 日本、〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目57
  • 📞 電話 +81 11-595-3330
  • 評価 ★★★★☆ 4.1 (254件のレビュー) · 出典:Google ↗

泊の記事

familyfriendscouple
1月 family U
34

指先が触れた、湯気の向こうの温もり

窓ガラスにそっと触れると、指先に張り付くような鋭い冷たさが伝わってくる。外は一面の白銀の世界。空気が凍りつき、呼吸をするたびに鼻の奥がツンと刺激される。そんな凛とした景色を眺めながら、私たちは朝食のテーブルを囲んでいた。出汁の芳醇な香りがふ…

1月 friends U
20

湯気に顔が消えて、誰だか分からなくなった瞬間

雪原での「完全静寂ウォーキング」:足元の雪がギュッ、ギュッと鳴る心地よいリズムだけを聴いて歩こうと誓い合った。けれど、開始三分で誰かが派手に転倒し、静寂は一瞬にして爆笑の渦へ。結局、静まり返った世界よりも、賑やかな笑い声こそが私たちの旅にふ…

3月 couple U
35

指先に残った、お湯の温度

重い布団をゆっくりと跳ね除けると、肌に触れた空気は少しだけひんやりとしていて、それでいてどこか柔らかかった。時計の針が指す時間は、もうずっと前から起きていたはずなのに、ここではその数字に意味がないように感じられる。窓の外では、3月の定山渓が…

4月 friends U
20

濡れたアスファルトに、淡いピンクが溶けていた

札幌駅のホームに降り立った瞬間、肺の奥まで突き刺さるような冷気に思わず肩をすくめた。4月の北海道はまだ冬の余韻がしぶとく居座り、濡れたアスファルトが鈍い銀色の光を反射している。私たちは「誰が一番に目的地までのルートを見失うか」という、大人の…

5月 family U
22

濡れた浴衣が畳に触れる、小さな音

1. 「カラリ」と障子が閉まる乾いた音。5月の冷ややかな空気が肌をなで、部屋に漂うい草と新緑の香りが心地よく混じり合う。上の子が「ここは僕たちの秘密基地だね」と小さく呟いたとき、その音は外の世界との境界線を引く合図のように聞こえた。翠蝶館の…

7月 family U
17

浴衣の裾を引く小さな手の温度

車のドアを開けた瞬間、肺の奥まで流れ込んできたのは、湿り気を帯びた深い森の濃厚な匂いだった。七月の定山渓は、空気が驚くほど濃い。まるで誰かが透明で濡れた巨大なタオルで街全体を優しく包み込んでいるような、心地よい重みがある。後部座席では、上の…

7月 friends U
31

氷が溶ける音だけが、部屋に満ちていた

指先に触れる浴衣の綿の、少しざらついた感触。七月の定山渓は、夜になると肌を撫でる空気が心地よく冷え、森の深い呼吸が街全体を包み込んでいた。七夕の祭りの喧騒を抜け、翠蝶館へ戻る道すがら、私たちは誰が一番先に「お腹が空いた」と白旗を上げるかとい…

8月 couple U
33

浴衣の袖が触れたときの、わずかな温度

指先に触れたガラスの器が、驚くほど冷たかった。チェックインを済ませ、翠蝶館の静寂に身を置いた後、食事処で最初に出されたのは、夏の盛りを凝縮したような透明な先付だった。小さな器の中で、氷がゆっくりと形を変え、周囲の出汁に溶け出していく。その様…

9月 friends U
25

足首まで浸かったお湯が、少しだけ熱すぎた夜

月見の特等席争奪戦 庭のどこが一番月が綺麗に見えるか、誰が一番いい場所を見つけるか賭けてみた。結果、銀色の月を追いかけるよりも、夜風に揺れるススキがサササッと擦れ合う乾いた音に聞き入ってしまい、気づけば全員でぼーっと地面を眺めていた。大敗北…

11月 couple U
16

冷たい空気に混ざった、あなたの呼吸の温度

あの部屋を予約するかどうか、まだ迷っているあなたへ。二人で旅に出るということは、お互いの呼吸や歩幅という、目に見えないリズムを合わせる作業に似ている気がします。心地よいけれど、どこか緊張して、正解を探してしまう。そんなあなたたちに、静寂が優…

11月 family U
33

火花が消えてから、音が届くまでの空白

指先が少しだけかじかむ、11月の定山渓。空は低く垂れ込め、どこまでも淡いグレーに塗り潰されているのに、目の前の山だけが誰かが絵の具をぶちまけたみたいに真っ赤に燃えていた。ふと足を止めた老二が、「なんで葉っぱは怒ってるの?」と不思議そうに聞い…

12月 couple U
15

湯気の向こう側で、言いそびれた言葉のこと

鼻の奥がツンとするような、鋭い冷気が肺のすみまで洗い流してくれる。12月の定山渓は、空気が結晶のように澄み渡り、吐き出す息が白く濃く、目の前でゆらゆらと踊っていた。私たちはあえてゆっくりと歩いた。足元の雪が、ギュッ、ギュッという小さな、けれ…