← 戻る BEB5沖縄瀬良垣 by 星野リゾート

ぬるくなったコーラと、誰かの笑い声

ぬるくなったコーラと、誰かの笑い声

ロビーの隅で低く唸る自販機に、見たこともない名前の飲み物があった。ラベルのデザインは、絶望的にダサい。原色と不自然なフォントの組み合わせに、「一体誰がこれを買うんだ?」と私たちは顔を見合わせた。好奇心と意地が混ざり合った空気の中、私たちは賭けに出た。誰が最初にこの謎の液体を口にするか。結局、一番臆病なはずの友人が、観念したようにボタンを押した。喉を通ったのは、記憶のどこにもない、得体の知れない果物の味。ひやりとした液体が胃に落ちた瞬間、私たちの旅のスイッチが入った気がした。

恩納村の夜を遊び尽くして「全力で転んだ」4つの記録

深夜3時のプール潜入作戦
鼻を突く塩素の匂いと、月光に照らされて砕けたガラスのように光る水面。足元のタイルはぬるぬると滑り、歩くたびに心臓が跳ねる。誰が一番長く潜っていられるかという幼稚な競争を始めたが、結果、沖縄の夜風に体温を奪われ、全員がガクガクと震えながら上がった。ただの「濡れた犬」のような集団になって、互いの肩を抱き合いながら部屋へ逃げ帰っただけの夜だった。

地元のお祭りで「完璧な盆踊り」を披露
腹の底まで響く太鼓の重低音と、肌にまとわりつく熱帯夜の湿気。不快指数は最高潮だったが、私たちは完璧なステップを披露しようと意気込んだ。しかし結果、私たちだけが絶妙にリズムからズレており、周囲の地元の方々からは、憐れみとも微笑ましさともつかない、温かい視線を浴びることになった。あれは、心地よい敗北感という名の洗礼だった。

ゆんたくスイートのキッチンで「究極の地元飯」を再現
BEB5沖縄瀬良垣 by 星野リゾートの部屋にある、清潔で光り輝くキッチン。地元の市場で仕入れた食材を並べ、凝った料理を作ろうと意気込んだ。だが結果、ニンニクを派手に焦がして部屋中に刺激臭が漂い、慌てて窓を全開にした。結局、コンビニのおにぎりとポテトチップスを囲んで食べたが、笑いすぎて喉を通らないその味が、なぜか最高に贅沢に感じられた。

夜明け前のビーチで「人生の答え」を探す
午前5時の瀬良垣ビーチ。足指の間に入り込む砂のざらつきと、冷たい波が足首を洗う感覚。空の色が淡いブルーから、熟した桃のようなピンクに染まる瞬間を静かに待った。結果、人生の答えなどどこにも落ちていなかったが、波打ち際で誰かが落としたプラスチックのキャップを一つ拾った。それを宝物のように大切に持ち帰ったとき、不思議と心が満たされていた。

旅の余韻を測るスコアボード

キッチンでの大失敗は、控えめに言って最高のギャグだった。けれど、その後のコンビニ飯を囲んだ時間は、どんな高級レストランのコース料理よりも心地よかった。BEB5沖縄瀬良垣 by 星野リゾートの部屋は、広すぎて自分の笑い声が反響する。でも、それがいい。洗濯乾燥機がガタガタと心地よいリズムで回る横で、濡れたタオルの重みを共有しながら、くだらない話に花を咲かせる。ここはラグジュアリーなホテルというより、最高に贅沢な「大人の溜まり場」だった。計画通りにいかなかったことすべてが、この旅の宝石になった。正解を求めるのはもう疲れた。ただ、ここにいて、一緒に笑っていればそれで十分なのだ。

潮風に混じる洗剤の香りと、心地よい洗濯機の振動に包まれて。

  • 深夜2時にあえて洗濯機を回し、出来立てのタオルの熱を分け合ってみて。
  • 目的を捨ててビーチを彷徨い、世界で一番奇妙な形の貝殻を探し出して。